小論文対策講座の受講生による投書が「山陽新聞」に掲載されました。
以下、記事全文です。

◆タイトル
「自転車マナー意識変えて」

◆本文
　今年の４月１日から、自転車を使う市民や事業者を対象として、損害賠償保険への加入を義務付ける岡山市条例が施行された。
　私たち高校生にとってなくてはならない移動手段である自転車。運転するための免許が必要ないことから気軽に利用できる身近な乗り物だが、時として他者にけがをさせてしまうおそれがあり、加害者となった場合、高額な賠償金を請求されることもある。
　たしかに、被害に遭われた方へ一定の補償を行えるという点で保険は有意義だ。しかし、そもそも保険は事故を未然に防ぐものではない。また、被害を受けられた方は事故前の生活にすぐ戻れるわけでもない。
　保険への加入が義務付けられたことばかり注目されがちだが、本当に大切なのは、一人一人が運転マナーの向上に努め、不幸な事故を少しでも無くしていくことではないだろうか。いくら条例や法律を整備したところで、われわれの意識が施行前と変わらなければ、問題解決には決して結びつくはずがないだろう。