【初詣特集】神社・お寺にお参りに行こう!
【小島神社・拝殿】
通称鬼道様(きどうさま)と呼ばれている。
【昔、川の中の小島に鎮座した古社】
当神社は、岡山市中区原尾島・国富・穝・穝東町・東川原の氏神さまで、その昔西大川(現在の旭川)が旧国富村の方へ流れていたころ、ここは川の中の小島で、そこに鎮座していたことから小島神社とされた。備前国神名帳に記載のある古社128社の1社である。
【正面・参道】
住宅地に伸びる参道。境内は常に清掃が行き届いている
【神門】
【境内社】
広い敷地の境内にはいくつもの末社が祀られている
【ぼやきの井戸】
水神様を祀っている。その昔、水不足の際に祈願したところ水が湧き上がったという言い伝えがある井戸。先代宮司がここで愚痴などをぼやいていたという言い伝えでこのような名称がついたそうだ。
【地域に祈る】
地域の氏神さまとして、昔も今も地域の方々から愛されている小島神社。
【ご利益は出世開運・武運長久・家内安全・心願成就など】
当社は小島神社に八幡雄島神社を合祀し、通称鬼道様あるいは鬼道八幡と呼ばれている。ご祭神は小嶋神・応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。備前国総社神名帳に記載されている古社128社の1社で、興国4年(1343年)、神名帳に大井手神と記載されたこともある。元々、西大川(現在の旭川)が国富村の方へ流れていた頃、川の中央に小島があり、そこに鎮座していたため(一時、浮洲宮と呼ばれて頃もあった)小嶋神社と呼ばれているという。八幡雄島神社は、石清水八幡宮の別宮、雄島別宮として記録に見え、明応4年(1495年)、書写の備前国総社神名帳(西大寺本)の中では、一宮の吉備津彦神社や二宮の安仁神社を差し置いて、まず最初に記載されている。一国一社の八幡宮として崇敬された神社として伝えられており、鎮座地は国富村雄島山と記録にある。宝暦6年(1756年)に現在地へ遷宮され、雄島神社と合祀された。原尾島の地名「おしま」は八幡雄島神社の「おしま」からで、小島神社も「こじまじんじゃ」でなく「おしまじんじゃ」と呼ばれている。鬼道様の名前から厄災消除に御利益があると言われ、厄年厄払いに参拝者が多い。最近は、女性の厄払いに御利益があると言われ、各地から厄年の女性の参拝が増えている。