地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、岡山市中区・南区の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

岡山市中区・南区の地域情報サイト「まいぷれ」

【初詣特集】神社・お寺にお参りに行こう!

藤田神社(ふじたじんじゃ)

 旧・村社

【藤田神社・拝殿】<br>昭和56年に創立70周年記念事業として全社殿の大改築、凡て銅板茸、社務所の新築、面目一新した。
【藤田神社・拝殿】
昭和56年に創立70周年記念事業として全社殿の大改築、凡て銅板茸、社務所の新築、面目一新した。
伊勢神宮・出雲大社の神を祀る児島湾干拓地の総鎮守】
当神社は、以前は児島湾神社と呼ばれる通り、児島湾干拓で知られる藤田地区に鎮座する。主祭神に豊受大神、大国主命、少彦名命の三柱をお祀りする。
緑の囲む美しい境内は凛とした空気に満ちており、心を洗われるその静けさが味わい深い。
【正面鳥居・社号標】<br>石柱の社号標と灯篭が並ぶ参道
【正面鳥居・社号標】
石柱の社号標と灯篭が並ぶ参道
【末社・藤田天満宮】<br>学問の神様、菅原道真公を祀る
【末社・藤田天満宮】
学問の神様、菅原道真公を祀る
【藤田傳三郎顕彰碑】<br>この他、傳三郎の長男・平太郎の妻富子の歌碑などが建てられ、その思いを現在に伝える。
【藤田傳三郎顕彰碑】
この他、傳三郎の長男・平太郎の妻富子の歌碑などが建てられ、その思いを現在に伝える。
【本殿】<br>豊受大神、大国主命、少彦名命の三柱を祀る
【本殿】
豊受大神、大国主命、少彦名命の三柱を祀る
【蛙の神様】<br>生きカエル・蘇カエル・無事カエル…
【蛙の神様】
生きカエル・蘇カエル・無事カエル…
【ご利益は五穀豊穣・縁結び・病気平癒など】
大正四年、児島湾の干拓事業の成就・干拓地の鎮魂・住人等の永幸を願い、実業界の偉人藤田傳三郎男爵、平太郎男爵(藤田財閥)により、児島湾神社とし創建された。明治三十二年五月、国利民福を掲げ、児島湾干拓に私財を投じ挑む藤田傳三郎だったが、干拓事業は困難極まりなく、水害・塩害など多くの災害にみまわれた。傳三郎男爵は明治四十五年に他界、「神仏を尊ぶ事成就の理也」との父からの教えと志を長男平太郎男爵が引き継ぎ、児島の海(吉備)の神の怒りを収め、難を防ぐ為に、尊きは、伊勢神宮より豊受大神、出雲大社より大国主大神、共に国造りされた少彦名大神の三柱の大神様をお祀りし、この大干拓事業を成就させた時に藤田神社となった。伊勢神宮は天津神、出雲大社は国津神「天地結びて国生まれり」の古きみ教えの通り、神々の御神徳と先人等の努力により、広大な土地が生まれ、現在の発展へと繋がっていった。社殿は屋根替えなど幾度かの修繕はあるものの、当時の姿を残している。
拝殿正面に掛けられる藤田神社の神額文字は当時の内大臣平田東助(山縣有明の側近)により寄進されたものである。
また、境内には、藤田平太郎男爵夫人、富子様の歌碑が建てられ、社殿前の灯籠は毎日新聞社中興の祖(藤田組支配人)本山彦一翁、他灯籠は、歴代の藤田組所長により奉納されており、藤田神社には干拓に賭けた多くの先人の魂、想いが、時代を超え、今もなお、深く鎮まっている。
藤田神社は「傳三郎干拓地」唯一の大氏神様であり、干拓地の大切な文化遺産でもある。
藤田神社

【住所】〒701-0221  岡山県岡山市南区藤田509-3 
【TEL】086-296-8073
【アクセス】
・両備バス 渋川三丁目行き「興陽高校」停留所徒歩約15分
・JR瀬戸大橋線「妹尾」駅より車で約5分
・駐車場完備
【御朱印】あり
【公式HP】http://fujita-jinzya.com/access.html